糖尿病にならないための対策とは?食生活を見直し適度な運動を!

糖尿病にならないための対策とは?食生活を見直し適度な運動を!

糖尿病にならないための対策とは?食生活を見直し適度な運動を!

 

 

糖尿病と聞くと「怖い」と言うイメージが思い浮かびますが、実は糖尿病になり高血糖(血液中のブドウ糖濃度が高い)状態が長年にわたり継続することで、合併症を引き起こすことが怖いのです!糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害など命に係わる病気も少なくありません。糖尿病になる前も、なってからも十分な対策が必要です。糖尿病の知識を深め、正しく理解することで、食事や運動での対策がいかに重要なのかが分かると思います。今日は、糖尿病について簡単に説明しましょう。

 

 

 

【糖尿病はどんな病気なの?】

 

@ 糖尿病の種類
T型糖尿病
   日本の統計では、10万人に1.5人くらいが発症します。しかし、そのほとんどが小児期(15歳以下)及び若年層と言われています。原因は、ウイルスによる感染により、自己免疫機能が過剰反応(あるいは異常)してしまい、すい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞を破壊してしまい、インスリンの分泌がまったくできなくなる症状です。しかし、詳しい原因については現在解明されていません。
U型糖尿病
   糖尿病患者の約95%がU型糖尿病と言われています。原因はT型とは違い、家族や親戚にU型糖尿病の方がいる遺伝的要因、肥満、運動不足、ストレスなどが複雑に絡み合って起こると言われています。インスリンの分泌量が少なくなったり、効き目が悪い、インスリンの相棒(受容体)の元気がないことから、血液中のブドウ糖が上手に消費されなくなり血糖値が高くなります。
妊娠糖尿病
   妊娠することによって、赤ちゃんに十分な栄養を与えるために、インスリンの作用を抑えるホルモンが作られますが、何かの原因で分泌量に異常が起こり血糖値が高くなります。

 

A 糖尿病の検査方法
 検査方法はいくつかありますが、全て血液を採取して行うことになります。
検査の結果次第では、再検査をして判断します。
  ・朝の空腹時に血液中のブドウ糖濃度(血糖値)を測定します。
  ・糖質シロップを75g飲んで、2時間後の血糖値を測定します。
  ・1〜2ヵ月前の血液の状態を測定します。
    以下の表は、健康な人の数字です。これ以上の人は、糖尿病を強く疑われる人か、  糖尿病と診断されます。
健 康 な 人
空腹時血糖値 70〜110mg/dL未満
糖質75gOGTT2時間後の値 140mg/dL未満
ヘモグロビンA1c(NGSP) 4.6〜5.9%

 

B 糖尿病の治療方法
食事療法
糖尿病の基本治療となるのが食事療法です。1日に食べる食事のカロリーを体重や 活動量に応じて制限することにより、血液中のブドウ糖濃度を正常に近い状態に保つことを目的とします。個人差はありますが、食欲を抑えないといけないので大変ですよね。
運動療法
    食事療法と合わせて行うと効果が期待される治療です。運動には、無酸素運動、有酸素運動があります。ラジオ体操など軽く体を温めて、散歩、軽いジョギング等の有酸素運動を週3回〜5回、20分〜60分を合計150分以上行うと良いそうです。有酸素運動の後は、体の筋肉などをほぐすストレッチを行い、疲労回復を促しましょう。
薬物療法
    症状の軽い場合は、経口血糖降下剤などを少量から始め、効果の上がらない場合はインスリン自己注射(T型は最初から)を加えることになります。食事療法、運動療法が血糖値を左右するので、医師の指導が重要となりますよ。

 

C まとめ
    糖尿病は、食事をとることで血液中にブドウ糖を取り込みますが、インスリンがでない、でる量が少ない、効き目が悪いなどの理由で、臓器や筋肉がエネルギーとして消費できず、血液中のブドウ糖濃度が異常に高く(高血糖)なり、長期間継続することで発病します。治療を疎かにすると、合併症を引き起こし重病化する危険がある怖い病気だと言われています。適切な治療を受け、血糖値のコントロールを行うことが大切です。

 

 

糖尿病にならないための対策とは?食生活を見直し適度な運動を!

 

 

 

【怖い合併症にはどんな病気があるの?】

 

糖尿病は、血管にブドウ糖濃度が高い状態で存在することが悪いのですが、そのことにより、細い毛細血管がダメージを受けやすいため、合併症を引き起こします。

 

@ 糖尿病性網膜症
目で物を見ると、眼球のいちばん奥にある網膜で光を感じ取り、視神経を経て脳へ送られ、映像として認知します。網膜は沢山の毛細血管が集中している場所で、糖尿病になると血管が詰まったり、破損したり、新しい血管が生まれたりして、悪影響を起こします。初期には自覚症状が無く、進行すると失明してしまう怖い病気です。半年に1度は眼科の受診をお勧めします。

 

A 糖尿病性腎症
腎臓の役割は、血液中の老廃物や塩分などの体にとって不必要な物と、タンパク質などの必要なものをろ過して、不必要な物は尿として排出する機能を持っています。しかし、長期間糖尿病(高血糖)の状態が続くと、ろ過機能に異常が起こり血液中に老廃物が残ることになります。これが進行すると、人工透析をしなければならない病気です。

 

B 糖尿病性神経障害
神経障害では、さまざまな変調が起こります。手足のしびれ、運動機能の低下、体感温度の異常、便秘、めまい、頭痛、吐き気など個人差はありますが、自律神経障害、知覚神経障害、運動神経障害に該当します。よく知られているものでは、足の小さな炎症からだんだん腐ってしまい、足を切断しなければならない人もいるようです。足がしびれているので気付かないそうです。小さな傷も見落とせません。

 

C その他の病気
糖尿病は血液中にブドウ糖濃度が高い状態で継続する病気です。これまでは、細い血管に関する病気を話しましたが、大きな血管にも悪影響を与えます。高血糖状態は、血管を傷つけ、脂肪やコレステロールが塊となって張り付き、動脈硬化を引き起こします。動脈硬化は、心筋梗塞、脳梗塞の原因となり命に係わる危険性があります。また、ウイルスによる感染症にかかると、自己免疫力が低下しているので重症化する恐れもあります。

 

 

 

【糖尿病にならないための対策とは?】
 ここまで色々なことを話してきましたが、糖尿病は血液中のブドウ糖が、エネルギーとして上手に消費できず、高血糖の状態が長期間続くことで発症することが分かったと思います。これを防止するには、規則正しい食生活を送り、適度な運動を心がけることが大切です。規則正しい食生活とは、暴飲暴食を避けバランスのとれた(極端に偏らない)食事を取ることです。現在少し肥満の方は、消費エネルギーに対し食べる量が多すぎるか、炭水化物や糖質の多い食品の取り過ぎだと思われますね!だけど、少しだけ注意すればできるようになるので頑張りましょうね。たまにある飲み会などは気にせず行きましょう!

 

 

糖尿病にならないための対策とは?食生活を見直し適度な運動を!

 

 

 

【糖尿病と運動の関係とは?】
 前項の続きにもなりますが、適度な運動をすることで体の臓器や筋肉を丈夫にして、ブドウ糖の消費力やインスリンの働きを活発にします。U型糖尿病の原因は、暴飲暴食、極端な運動不足が引き金になることが多いようです。日本糖尿病学会によると、年齢、体重、病状にもよりますが、体重60kgの場合、1日50分の散歩(早や歩き)か、20分の軽いジョギングを週5日行うことが効果的としています。食事療法と併用して行うことが大切で、自分の生活の一部と捉え、継続的に無理せずこつこつと頑張りましょう!
糖尿病は治らない病気ですが、医師の指導の下、「食事療法」、「運動療法」、「薬物療法」をきちんと行えば、普通の人と変わらない生活が送れます。あまり深刻に考えずストレスを溜めないようにしましょう!

 

http://www.jds.or.jp/modules/publication/index.php?content_id=4 

 

日本糖尿病学会 科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013です。